Archive: 2015年09月  1/1

○印は悲しい。

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 私の好きな○印の話は、向田邦子さんの『字のないはがき』です。 疎開させることになった娘(向田邦子さんの末妹)に父親(向田邦子さんの父)が持たせる葉書。まだ字が書けない娘のために父親は自分の名前と住所を書いて手渡す。「元気な日は丸を書いてポストに入れなさい」と言って。はじめのうちは葉書からはみ出しそうな大きな丸が書かれた葉書が届いたが、だんだんと丸は小さくなり、ある日とうとうバツ印が届く──。という...

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安すぎる古本File No.8

 二十年以上、ずっと欲しいと思っていた本です。なんの番組か忘れてしまいましたが、訳者の荒俣宏さんが出演していた番組の中で紹介していました。「わー、読みたいなー」と思いながら定価の高さ(3600円)で諦め、いつか古本で買おうと。図版が豊富で豪華な本なので、古本屋さんでも高かったのですが、今はこんな安すぎる古本に! かわいそう! 買ったけど! まぁでも、安すぎるということはよく売れたということでもあります...

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