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読了~。

 昨日、無事下巻も届き(古本ばんざい)、読み終えました。

 『数学的にありえない 上・下』(アダム・ファウアー/文藝春秋)

 言っておきたい自慢気なこと、2つ。

 * 上巻で一箇所、「あれっ?」と、ミステリ的に引っかかるところがあって、一度読み返して先に進んだけど、やっぱりそこが下巻で問題になった。

 * マイクル・クライトン風…かな? と、書評を考えていたら、訳者あとがきでもマイクル・クライトンの名前が出てきた。

 上記からなんか想像がつくでしょうか。

 テーマ自体は今まで何度か、SFや不思議な話として、本や映画で目にしてきたものなのですが、本書ではそれを物理学や確率論等で説明していく。つまり今まで「不思議な力」として小説に登場してきたものがシステマティックに解明される知的スリル。それを柱にしたエンターテイメントです。理論部分も堅苦しくなく理解と楽しみの範疇内。
 加えて、どちらかと言えばミステリで見かけるトリックもあった、ということですね。
 また、読者の興味の引っ張り方も堂に入っています。上巻の後半から下巻は逃亡劇が盛り上がり、下巻の後半はどんどん布石が決まっていく。

 訳者あとがきのほうが、すごく上手に言い当てているので引用しておきます。
 (ネタバレない程度にとどめておきます)

─卓越したアイディア、圧倒的なリーダビリティ、そして作品の随所にちりばめられた量子力学、統計学、確率論などの専門知識──本書『数学的にありえない』の面白さをひとことでいうとしたら、「マイクル・クライトン系のノンストップ・サスペンス」という形容がいちばんわかりやすいだろう。事実、本国アメリカでこの作品が紹介されるとき、かならずというくらい引き合いに出されるのが、これまたクライトン的な作劇法で知られるダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』だ。クライトンやブラウンの諸作と同様、本書は専門分野の難解な理論を明快に解き明かして読者の知的好奇心を刺激しつつも、本質的にはあくまで純粋なエンターテインメントに徹している。


 そうなのよ! さすがですね。
 まぁ、以前引用した帯等のコピーは概ねオッケーだったと言っていいのではないでしょうか。面白かった。すらすら読めます。映像を楽しむように読むのにおすすめです。

取り寄せた本

  •   02, 2009 22:13
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