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コレクターの心。

 私は、ヘナチョコ古本屋であり、ヘナチョココレクター(本の)です。
 古本屋はともかく、ヘナチョココレクターがどのようなものかと言うと、

1、熱心に集めない。

 この一語に尽きると思われます(当たり前)。
 その結果、

2、今、手元のコレクションに何が欠けているのか、把握していない。
3、収集対象の周辺情報を知らない。(知ろうと思わない)

 さらに、

4、好きな作家の本もすべて持っているわけではない。
5、好きな作家の稀少作品を知らないし、(存命の場合)最新刊を知らないし、復刊情報にも疎い。

 という、コレクターにあるまじきことがどんどん積み重なっていき、まったく手当てのしようがなくなるところまで、本式のコレクターから遠ざかっていきます。
 それがヘナチョココレクター。

 何事にもゆるいんですね。(4、5に関しては、私はそれを「母の気持ち」とも呼んでいます。「どこかで幸せにしていてくれればそれでいい」)
 ただ、ちょびっとコレクター心を持ち合わせているのは事実なので、コレクターの気持ちは理解できます。

 最近、コレクター関係書を2冊買いました。

『本棚探偵の冒険』(喜国雅彦)『殺しのパレード』(ローレンス・ブロック)

 本棚探偵のほうは、愛書家の中でも古本収集家は、みなさんよく御存知と思われます。古本収集家の心が情熱的に吐露された怪著名著です。多分、本でなくても何かのコレクターのひとは、数カ所、共感箇所があると思います。古本収集家は、ほぼすべてに共感するでしょうが、その上で「でも、私はそれほどじゃないな」と思うかどうか。そこが病状の深刻さの判断基準でしょう。わかるけど何もそこまで、って思えますか。
 『本棚探偵の冒険』単行本版は「函、帯、月報、著者検印」で出版されたのをよく存じておりましたが、私の買ったのは「文庫版」です。すみませんね。こういうところにもヘナチョコぶりが現れるのです。

 『殺しのパレード』(ローレンス・ブロック)は、「殺し屋ケラー」のシリーズで、『殺し屋』(連作短篇集)、『殺しのリスト』(長篇)に続く、シリーズ3冊目。連作短篇集です。
 ケラーさんは心に隙間のある殺し屋です。そして切手コレクター(シリーズ途中から)。報酬で切手を買います。気持ちがすごくよく分かる箇所がありますよ。殺し屋好きの、何かのコレクターにおすすめします。
 ケラーさんが古本コレクターだったら、私、もっと好きだったと思うな。どなたか、古本コレクターの殺し屋物語を書いてくれないかなぁ。 (ま、ケラーさんの作中の単語「切手」を「古本」に差し替えるだけで、なんの問題もない気もしますが)できれば男前で。
 男前の古書愛好家の殺し屋、なんて素晴らしい。見たい。(古書店主探偵は居たけど、違うの! 殺し屋がいいの!)

殺し屋『殺し屋 二見文庫』(ローレンス・ブロック)

当店のブックレビューはこちら(殺し屋つながり)

好きな本ちょっと言いたい本

  •   13, 2009 02:25
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