衝撃の結末を求めて。

 小説はまた別なんですが、特に映画やテレビドラマにおいて、サスペンスやアクションが大好きです。サスペンスやアクションしか見ないと言っても過言ではありません。(一番わけわからんのが、ラブ・ストーリー。しかも「死ぬ系」のヤツ。なぜそれを見たいのか?)
 ただ、サスペンスやアクションは、人をあっと言わせたりドキドキさせたりすることが主目的なので、それを逆手にとれば、「結末がわかってしまう」落とし穴があります。(「こいつが犯人だと面白くない→こっちが犯人だ」というね)

 先日見た『フェイク・シティ』もキアヌーが刑事の警察モノで、それだけ言えば、ピンと来る人もたくさんいらっしゃるはずの、アレでした。(→完全なネタバレページへ
 いや、別にいいんです。
 何か、他に見せ場があるなら。他の部分にメインテーマがあるなら。結末がアレだったけど、そこに至る過程は楽しかったな~というのがあるなら、別にいい。
 でも、「衝撃の結末!!」と、結末で誘っておいて結末がホニャララというのは、ヤなの!

 それに陥りやすいジャンルに、法廷モノがあると思います。
 主人公が弁護士で、いかにも怪しい容疑者の弁護を依頼され、いやいやながら(あるいはやる気満々で)引き受ける。綿密な調査を開始すると、どうやら無実っぽい。めっちゃがんばる。無実にする。そして衝撃の結末。じつは無実じゃない。…。
 …それ、百万回見たから! 衝撃じゃないから!!

 って、なるでしょー?

 私、その「百万回見たから!」を打開するには、もうこれしかないと思うんです。

 「じつは無実じゃなかった!」→「弁護士が襲われて正統防衛で殺しちゃった!」(ここまではよくある。ここから続くの)
→「じつは無罪だった!」→「弁護士ショック!」→「じつは、じつは無実じゃなかった!」→「弁護士ほっとする」→「じつは無実……?」Fin

 ね? なんならもう1回繰り返してもいいです。
 しかし、そんなん考えてると、サスペンスというのも因果なジャンルだなぁという気もします。その分、巧く騙されるとスカッとして、拍手したくなるんだけどな~。なかなかないな~。

 うーん。法廷モノじゃないけど、そういう天晴れ拍手感(?)で言えば、以前深夜にテレビ放映されてて見た『キサラギ』って映画は面白かったです。

 あと、『24』のジャック・バウアーがね、けっこうやってくれたと思いませんか。
 「○○(ジャックの上司)を殺さなければ、爆弾爆発」って、犯人の要求に、どうせまた細工するんでしょーと思っていたら、本当に殺しててびっくりしたもん。犯人もびっくりしただろうなー。思えば、『24』の楽しさは、そういう快い裏切り感の連続にあったように思います。毒爆弾も核爆弾も何度か爆発してたし。
 でもやがてそれにも慣れてしまうので、なんと言ってもシーズン1が一番、楽しかったんですけどね。本当に因果なジャンルだ。

 というわけで、意外に『24』をほめて終わることになりやや不本意ですが、私はいつでも衝撃の結末を求めているのです。

見た映画

  •   17, 2009 14:00