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何者かでありたい。

 映画『ハリー・ポッター』の1作目で、思わず涙が出たところがあります。
孤児であり、引き取られた先の家庭で虐待されているハリー少年が、初めて行った魔法使いたちの世界で、「あなたがあのハリー・ポッターですか!?」「あなたのお父さんとお母さんをよく知っていますよ」と、見も知らぬ魔法使いたちから話しかけられるところです。ここではみんながハリーを知っているし、亡くなった父母がかつてちゃんと存在していたことはみんなの共通認識であり、それどころかハリーは重要人物であるのです。
 誰からもかえりみられず苦しんでいた少年が存在を認められて、存在意義を回復する。重要な存在になる。
 その切ない喜び。好きな箇所です。

 先日、テレビで見ていた『サラ・コナー・クロニクル』にも同じ場面がありました。
現在、サラと息子ジョンは、ターミネーターに追われ、FBIに追われ、逃亡生活を送っています。「将来、機械にやられて人類はほろびる」「ジョン・コナーは人類の救世主になる」と知っているのは自分たちだけであり、逃亡生活は孤独なものです。ジョンには普通の高校生らしい生活もありません。
 ところが、そこへやってきた未来の男がジョンとサラを見て、「あんたたちはこんなところにいてはいけない」と、すぐに彼らが重要人物であることを悟って、守ろうとするわけです。その「何もかも了解済み」の態度。「わかってる」感。
 さらに、じつは彼がジョンの父親の兄、つまり伯父であることが判明します。おぉ。
 人間に存在を認められて、大切に扱われるのはほぼ初めてなんです(機械には存在を認められているけど)。
 しかも親族なんだもんね。ちょっとうるっとしました。
 こんなに切ない話ではなくても、「じつは重要人物」というのは、みんなの好きなパターンみたいでよくありますね。


 また、それとは違い、「あの人はじつは重要人物なんだぞ、イヒヒ」という明るい展開をするのが『水戸黄門』系でしょうか。「浅見光彦」とか。明るくて、切なさもなく、「バレるところ」は見せ場。
 あと、アクション映画でよくあるのが、

─「そこには誰がいるんだ?」
─「照会したところ、元○○軍の○○で、○○勲章五つの英雄です」

とか、

─「そこには誰がいるんだ?」
─「照会したところ、元○○のエージェントで…、○○作戦で死んだはずの…」

とか、

─「見て下さい。すごい経歴ですよ!」
─「何!? 名前を言え!」
─「○○…」
─「なんだと!!」

とかですか。
いずれも好きです。

 先日まで読んでいたのが、コレ系の「ボブ・リー・スワガー」シリーズでした。
そんなにあからさまではないんですが、ボブはじつはベトナム戦争にも従軍していた凄腕のスナイパーであり、英雄であり、ここぞという時に昔の上官や部下に連絡をとると、みんな二つ返事で頼みをきいてくれます。
 平穏に暮らしたいのに、事件に巻き込まれがちで、家庭が壊れそう。それが心配で、「もう続編は出さなくていいよ」とまで思っていた私ですが、本屋で続編を見かけました。やっぱ出てるのか。しかも、ボブが日本人や日本刀と関わり、日本に行くみたいです。えぇー。どうだろ? アホらしかったらどうしよう? ちょっと危険な香りがしました(笑)。作者は日本好きなんだって。読もうか読むまいか、迷っています。むーん。

ちょっと言いたい本見た映画

  •   31, 2010 17:57
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