気高い人々

前項、「安すぎる古本File No.18」を書いていて思い出した人がいます。

森茉莉さん。
森鴎外さんの長女。お嬢様。しかし、ご自身が作家として活躍されていた頃は、経済状態は良くなく、
それでもブレずに超然と生きている。その辺りのことが書かれたエッセイはどれも面白くて大好きです。

中に、今でも私を勇気付けるエピソードがありました。
確か、古いアパートにお住まいで、
片付けるのは(控えめに言っても)苦手だから散らかっていて、
部屋の一箇所だけをきれいにして、好きなものを飾って、
そこだけを見て空想の中に暮らしていた、という。(注:うろ覚えです)

わかる~。
私もそうする~。と思っていたけど、最近ではその一角も薄汚れてきましたよ。

ほんで、その部屋に茉莉さんが敬愛する室生犀星が訪ねてきて、
そのことを犀星が随筆に書いたと。
非常にこう、ひどい有様みたいな書かれようで、
茉莉さんがショックをうけた、という。(注:うろ覚えです)

なんか、勇気が出ます。

あと、平野レミちゃんもテレビで言ってました。
片付けるのが苦手で、
(撮影とかで使うから)キッチンだけはきれいにして、
あとは、2階に全部放り込んじゃうって。

泥棒に入られたことがあるんだけど、その泥棒が、
「自分が盗みに入った時には、もう荒らされた後だった、って供述したのよ~、キーッ!」
って可愛く怒ってました、レミちゃん。

なんか、勇気が出ます。
出ません?

好きな本ちょっと言いたい本

  •   17, 2017 16:46